新紙幣の発行は経済効果かただの増税か!?

What do you think of the new banknotes?
今日はアトム・クルーズの出番です。

たまには、ちょっと真面目な話をしようかなと思っているんだが、テーマは、7月から発行(予定)される新紙幣のことだ。

みんなは、新紙幣に関してどう思う?
何も思ってないって?
偽造防止のために変更するらしいが、キャッシュレス化が世界で進んでいる中、新紙幣だと言われてもピンと来ない人も多いかもね。
興味があっても、どんなデザインになるのかぐらいで、そこまで関心はないんじゃないだろうか。
新しいお札に、誰の顔が使われるか知ってる人も少ないのかな?

●千円:北里柴三郎
●五千円:津田梅子
●一万円:渋沢栄一

となっているが、正直誰が誰やらって感じだろう?
渋沢栄一氏は、大河ドラマにもなったし、日本で初めて銀行を創った人としても有名だが、それでも知らない人は知らないものだ。
だからよけいに新紙幣に興味が沸かないのかもね。
いっそのこと、アイドルの顔でも印刷されてたら、若者は興味を持つんだろうけど、まあそんなことはあり得ないしね。

だけど、この新紙幣が発行されることで、多大な経済効果があると聞いたら、ちょっと興味が沸くんじゃない?

お偉い人の調べによると、新紙幣が発行されることで、2.3兆円の経済効果が見込めるとか。
お金が発行されるだけで、凄い効果があるんだね。
どうだい?少しは興味が沸いたかな??

でも、気を付けないといけないのは、この発表には罠が隠されているということだ!
経済効果があると言われれば、良いことが起こるようにも思うけど、実際はそうではないようだ。
そもそも経済効果があるってことは、2.3兆円ものお金が動くってことだけど、じゃあ、一体どこからどこへお金が動いて、誰がその恩恵を受けるのか…

例えば、今現在、新しい500玉が自動販売機で使えなかったりするだろう?
あれと同じことが新紙幣でも起こるわけだ。
なので、自販機はもちろん、銀行やコンビニなんかのATN、飲食店の券売機などを新しく変えないといけない。
既に、注文が殺到していて、業者は生産が追いついていないほどだとか。
新紙幣の発行に間に合わないので、お店側が旧紙幣に両替してから、券売機を使ってもらうことも検討されている状況だ。
これらの機械に関連した仕事をしているメーカーは利益を得られ、結果2.3兆円の経済効果が見込めると、偉い人達は胸を張っているわけだが…

騙されてはいけない!
その2.3兆円のお金の財源はなにか!?
ズバリ言うと、みんなの財布の中身だ!!

ATMの入れ替えに掛かったお金を国が負担してくれるわけではない。
もちろん銀行だって負担したくない。
となれば、振込手数料等を上げて、そこで回収しようと思うよね?
ラーメン屋の券売機が1台何十万もするのなら、その分をラーメン代に上乗せするよね?
そうやって、みんなが多く払わざる負えなくなったお金で、新紙幣が使えるようになるわけさ。
つまり、儲かるのは、これに関連する企業だけで、我々にとってはただでさえ厳しいお財布事情をされに悪化させる事になるってことだ。
そして、値段が高くなったら、ラーメンはもう食べに行かないって人も出てくるだろうし、それでラーメン屋が潰れたら…それで本当に経済効果があると言えるのかな?
むしろマイナスになるじゃないか!?

しかし「経済効果がある!」と言われると、悪い気がしないのが、この発表の仕方の巧妙ささ!

「全て政治家のポケットマネーから出します」だったら、どうぞお好きにって言えるだろうけど、国民の生活を圧迫して、一部の企業が儲かるって言われるとどう感じるだろう?

言い換えれば、これは増税と同じだ。
国のお金を出来るだけ使わず、もっともらしいことを言って国民からお金を搾取する姑息な方法ばかり考えてるから、結果失われた30年なんて言葉が生まれたんじゃないのかな?
おまけにそのお金が、裏金になっていたら、国民が怒るのも無理はない。
ただ、逆に裏金問題に目を奪われて、その裏でこっそり税金が上がっていたり、大事な国会討論がただの足の引っ張り合いになってしまっては本末転倒だ。

円安の今、一番儲かってるのは政府のはず。
円高の時に買った大量の外貨をこの円激安の時に売って沢山の利益を得る、いわゆる埋蔵金を使って国民の負担を軽減すれば、もっとみんなの生活は楽になるはずなのに、イザという時のためにと使いたがらない。


政府の言うイザとはいつのことなんですかと問いたい。

増税するなら金をくれ!

A lightweight mikoshi is easy to carry

12月14日12月28日10:00~17:00で営業しております。

2024年11月30日(土)は、社内研修のため17:00までの営業となります。