パンドラの果実 -化学犯罪捜査ファイル-

It’s about the drama again.

やあ、アトム・クルーズだよ。
みんなは、パンドラの果実というドラマを知ってるかい?
またドラマの話しかって?
その通り!ドラマの話しだ。

パンドラの果実は、2022年4月~6月まで、日本テレビ系列で放送されていたドラマだ。
先日、新作のスペシャル放送があったので、それで知ったと言う人もいるかもしれないね。

舞台は、警視庁に設立された「化学犯罪対策室」に所属する『小比類巻 祐一(こひるいまき ゆういち)』室長と、そこに移動してきた元警視庁トップの検挙率を誇る『長谷部 勉(はせべ つとむ)』、アドバイザーとして就任したウィルス研究で博士号を取得している元天才科学者『最上友紀子(もがみ ゆきこ) 』の3人が、最新科学が絡んでいると思われるような事件を解決していくという物語だ。

例えば、1話目では最新AIを搭載したロボットが人を殺したと自供するという物語。
本当にAIに殺人が出来るのか、あるいは誰かをかばっているのかと言った観点で捜査が始まるが、最終的にAIに人の記憶や感情が宿っているのかどうかが争点に。
2話目では、魂が抜け落ちて亡くなった人の本当の死因を探すという物語。
その他にも、死体が動き出しどこかへ消えてしまった話や、多発する突発的な自殺事案に共通点を見出す話、突然老化して亡くなった女性や、全身の穴が突然全て塞がり、窒息死してしまった政治家など、普通ではありえない事件や事故が次々と起こる。

故に、出てくる名称も、プロメテウスウィルスやナノマシーン、エルマー遺伝子、サイトカインストームなど、科学的な言葉が多く、見る人が見ればとても興味をそそられる一面も持っている。

そして、物語の中で一貫して出てくる課題は、「死者の蘇生」「不老不死」「記憶や心のデータ化」と言ったものだ。
ストーリーが進むにつれて、これらの事件の内容が主人公の置かれている状況と重なり…

主人公の小比類巻を演じるのはディーン・フジオカ。
長谷部役にユースケ・サンタマリア。
そして、最上博士を演じるのは岸井ゆきの
…と、3人中2人がカタカナ表記だが、間違いなく日本のドラマだw

だが、実は原作は違う。
原作は「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」というタイトルで、タイトル通り最上博士が主人公だ。
これは僕の推測だが、ディーン・フジオカ人気にあやかったのか、もしくは事務所のごり押しで主人公を改変したのだろう。
数々のドラマで、原作とは違うキャラだったり、性別だったりと改変されているが、原作者はもちろん、原作ファンからは許せない行為だろうね。

だが、それ以上に許せないのは…
このドラマ、ファーストシーズンは地上波で放送されていたが、セカンドシーズンからはHuluのみでの配信なこと!
実に残念だ。
冒頭でも伝えた通り、先日スペシャルドラマが地上波で放送されたので、てっきり地上波に帰ってきたのかと思ったら、サードシーズンはやっぱりフールー…
実ぅ~に、残念だ。
つまり、スペシャルドラマは、壮大な番宣だったわけだね。

世知辛い世の中になったものだが、これも科学の進歩。
ネットでスムーズに動画が見れるようになったからこそ、ティーバーの無料配信で、昔のドラマが楽しめたりするのだから文句を言ってはいけないね。

化学は、人の役に立つためだけに使ってほしい物だ。

Now you can watch it for free on TVer.

9月14日9月21日10月12日10月26日10:00~17:00で営業しております。