暖かくても蒸れずに快適。フラシウェア
寒くなってきましたが、厚着をしても蒸れてしまってかえって不快になることも。
ウェア類の中には通気性を充実させることで、温かさと快適さの両立を実現することもあります。
その中の一つがフラシと呼ばれる方法です。これは2つの生地を完全に縫い合わせない手法を指します。「背フラシ」は背中の一部を開き、一方の生地が一方の生地を覆う、一種のポケット状にするものです。湿気がこもりやすい背中部分を通気性が高まります。裾部分に使ったのは「裾フラシ」です。
一方で、シャツの場合に用いられる「フラシ芯」は、襟などに用いられる加工で、芯となる布地と表地を縫い合わせない多重構造を指します。また、「フラシ天」はビロードの一種である生地のことで、ここで言う背フラシなどのフラシとは関係がありません。
降らしの語源はよくわかりません。垂れ下がらせているから「降らし」や垂れ下がった状態を指す英語の「flap」も関係があるかもしれません。フラシ天の方は英語の「plush」から来ているとされています。
プリントにおいてはフラシ部分があるため、プリントの大きさが限定されることになります。アトムプリントでは、このような特殊な服にも応じたプリントをご提案できますので、ぜひお問い合わせください!
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2024/11/11