フォーマルからカジュアルまで使える「インディゴ」

インディゴは藍から取った染料のことで、日本でも古くから使われてきました。ペルーでは紀元前4000年ごろから使われていたといいます。「インディゴ」の名前は古代ギリシャ語で、「インドの染料」を意味する「Ἰνδικὸν φάρμακον」が由来とされています。

6.2オンス プレミアム Tシャツ 087-インディゴ


「青は藍より出でて藍より青し」「出藍の誉れ」という言葉にもあるように、美しい青色を出すインディゴ染め・藍染は世界中で広く使われてきました。また藍には防虫効果のあるピレスロイドが含まれていたため、虫から衣服を守る目的でも使われてきました。

藍の品種や染め方によって、様々な色のバリエーションが生まれました。最も有名なものの一つが、ネイビーブルーです。1748年にイギリス海軍の士官制服に採用されたことで、「海軍の青」という名前で知られるようになりました。それ以降、様々な制服にも使われており、フォーマルな印象を当たる色でもあります。

インディゴを使った要素として著名なのがデニムです。もともと鉱山労働者の服として用いられたデニム生地は、ガラガラヘビ避けなどの理由でインディゴで染められました。デニム素材はカジュアルウェアの代表的なものとなっています。

同じ色でも様々な印象を与えるインディゴ。現在では合成染料が使われているため虫よけの効果はありませんが、Tシャツなどのプリント素材の中でも最も多く採用されている色の一つです。インディゴを効果的に使ったプリントについてはアトムプリントにぜひご相談ください。

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