お客様の声をお届け【アトムプリントpress】vol.5  巽製函株式会社様(藤井寺市北條町)


「巽製函株式会社」(藤井寺市北條町)

藤井寺市北條町にある「巽製函株式会社」さんは、パッケージやグッズの企画・提案・提供を行う箱屋さん。昭和13年に箱屋さんとして創業され、現在はグッズ製作への展開など日々お客様にウケるを考える職人集団です。
 
30年ほど前の展示会の際、ブースが近いことがきっかけでお話しをしたところからお付き合いが始まり、アトムでも自社で加工出来ないグッズ製作等をお願いしております。
 
今回、巽製函の代表取締役社長・巽 教(たつみおしふ)さんにお話を伺いしました。

 

「巽製函」工場の紹介

 

まずは工場を拝見!

今回は機械箱やトムソン箱の作業風景を見せていただきました。

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――主にどういったパッケージを製造されているのでしょうか。

 

巽さん(以下、巽):食品関係や工業製品、化粧品など業種は様々です。

 

巽:例えば奈良の『三輪素麺』、八尾のブラシ屋さん、ネジとかのパッケージをさせていただいてますね。

 

スタッフは28名

 

巽製函の思い

 

企画がしたい!提案型の会社へ変化

 

――昭和13年に創業された巽製函さん。創業当時から現在へどのように変化していったのでしょう。

 

巽:僕で3代目になるんですけど、祖父の代から始まって1番初めは貼箱や機械箱の製造からなんです。

 


貼箱

 

巽:父親の代(2代目)になって機械箱を続けつつトムソン箱へシフトしていきました。

 


トムソン箱

巽:で、僕はもともとアパレルのデザイナーをしていてそこから戻ってきた形になるんです。

 

巽:父の時代では「この箱を作って」と言われたものを見積もりして作るという流れが基本だったんですが、そこに疑問を抱いて

 

巽:スタッフのなかでも、やっぱり企画したいなーという話になりました。

 

巽:そこから縁があってプロッターを譲り受け、プロッターを動かせるスタッフにも入ってもらえたので試作による形状の提案ができるようになったんです。

 

巽:さらにデザイン事業部も作って提案型の会社に変化していきました。

 

――大きく変化していったのですね。

 

巽:簡単に試作ができるようになったのは大きいですね。


プロッターでの作業風景

 

巽:そして今から10年前くらいにグッズ製作を始めて、特にここ5年は機械も増やして本格的にグッズの製作を行っているんです。

 

――どういったきっかけで始められたのですか。

 

巽:パッケージのサンプル提案用にUVインクジェットプリンターを入れたのがきっかけですね。

 

巽:その後ものづくり補助金でレーザープリンターを入れ、それだったらアクリルとかもできるんじゃないかと。

 

巽:徐々に売上につながっていくようになり、1台じゃ足りなくなって機械を増やしていきました。

 

数多くのグッズサンプル

巽製函さんオリジナルのノート

巽:今はレーザープリンターが3台、UVインクジェットプリンターが6台あります。

 

巽:うちはグッズの企画からパッケージまでトータルで製作できるのでうちに頼んでもらえば納品まで安心という強みもありますね。

 

 

推し活から生まれる新たなアイデア

――新商品の開発等は?

 

巽:アニメ関連のグッズ開発をされている企画会議に参加させてもらってるんです。みなさん推し活をされている方々で発想が全然違いますね。

 

巽:キーホルダーを落ちないように保護するボールチェーンカバーなど自分の目線では売れるのか?と思うものでも作ってみるとリピートが来たり

 

――推し活が今熱いんですね。

 

巽:アニメやエンタメは無視できないですね。

 

巽:アイデアひとつで何が売れるか分からないですし新しい視点のユーザーの声が聞けておもしろいですよ。

 

 

今後の目標~安定させたい

 

――お話を聞かせていただきありがとうございました!最後に今後の夢、目標を教えてください。

 

巽:安定させたいというのが正直なところです。

 

巽:毎月リピートがあるような商品があれば1番いいんですけどグッズも箱も基本的には新規デザインが多いんですよね。

 

――入れ替わりは早いですよね。

 

巽:なかなか楽にはいかないですね。

 

巽:逆に小ロット多品種で回せるのがアクリルや缶バッジ、クリアカードだったりするのでよく売れるというのはありますね。

 

長年ユニフォームを製作させていただいております!

 

パーカー・スウェット・Tシャツ・ポロシャツ・持込MA-1 etc…

巽:統一感で士気を高めたいなと思ってユニフォームを作ることにしたんです。

 

巽:長袖、半袖、ひと通り作ってスタッフに自分で必要なウェアを選んでもらう形にしてます。工場は夏場でも肌を守るために長袖が良いとかデザイン部はパーカーで羽織りたいとか。

 

前面は左胸に会社のロゴが入っています。

 

背面のロゴは顔文字との組み合わせになっています。

 

巽:「お客様が泣くほど喜ぶ製品作り」っていう意味で涙を流してる顔文字になってるんです。

 

――目立ってかわいいですよね。

 

アトムプリントでは持込生地へのプリントも対応!使用シーンや場所に合わせて様々なアイテムに展開できますので、ぜひご相談ください!

 

訪問させていただいたお客様

巽製函株式会社
パッケージやグッズの企画・提案・提供
住所:〒583-0002 大阪府藤井寺市北條町10-12
電話:072-939-0840
メールアドレス:tatsumi@tatsumi-hako.co.jp
HP:http://www.tatsumi-hako.co.jp

 

ありがとうございました!

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